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自分探しの旅に出る時に注意すべきこと

 

 

こんにちは、幸せ自由人育成 ライフコーチのnori(@noriyukiyamada)です。

僕たち夫婦は沖縄でカフェをオープンする前に2年間で39カ国を旅してきました。

2人で肩にめり込むような重いバックパックを背負いながら、安宿に泊まり、現地の人しか入らなそうなレストランで食事をしたり、

移動手段は飛行機よりもバスや電車を使って、ゆっくり旅をしていました。

毎日が新しいことの繰り返しで、ワクワクもしたしドキドキもしたしハラハラもしましたが、その中でも一番印象に残っているのは、

旅人たちとの出会いです。

旅の醍醐味の出会い!

 

日本人宿と呼ばれる宿があるのはご存知ですか?

日本人が経営している宿であったり、日本人の旅人がよく泊まることで知られている宿のことをそう呼びます。

特徴として、日本の調味料がキッチンに置いてあったり、本や漫画が置いてあったり、日本人の旅人が多かったりします。

僕たちもペルー・コロンビア・メキシコ・タイ・ハンガリーなどで泊まらしてもらいましたが、本当に落ち着くし、何より日本語が通じるので安心感がすごいんですw

日本人宿では、共有スペースがあって、そこで初めて会った旅人とお食事をしたりお酒を飲みながら交流を深めます。

旅に出た理由は?

 

旅人と出会って、旅している理由を聞くと一番多かったのは「自分探し」だった気がします。

自分のことを知るために、好きなことを探す旅、出会いや経験を通して自分の心が反応することに耳を傾けるように旅をする。

確かに、旅は自分探しや好きなことを見つけるためにはもってこいの機会だと思います。

出会いが旅の醍醐味と言われる所以は、肩書きや職業・収入・年齢・そいう言ったものを完全に無くした状態で出会えること。

フラットな状態で、お話しすることができるということです。

さっきまで話していた方が実は10歳くらい年上だったり、実はお医者さんだったり、社長さんで何個も会社を経営している人だったり・・・

日本で出会っていたら声もかけれないような人たちとお話しすることができます。

そういった環境の中で、今まで常識と思っていた固定概念や価値観がどんどん変わっていくことは旅ではよくあります。

そして旅での出会いで不思議なのは、同じ宿に数日泊まっていただけで昔からの友達のような関係が築けているということです。

僕たちも旅から帰ってきて5年くらいになりますが、旅で出会った友達や夫婦と今でもすごく仲が良いですし、沖縄に来てくれた時には僕たちのお店に遊びに来てくれます。

出会いと繋がりは一生物の宝もですね。

自分探しの旅が終わらない人

 

こういった素敵な出会いの中で刺激を受けて、人生を大きく変えれる人がいれば、逆に自分探しの旅がなかなか終わらない人もいます。

なかなか旅が終わらない人の特徴として、ヨーロッパやインド、南米に本当の自分がいるわけではないのに探し続けている人がいます。

いつか運命的な出会いがあるはずだ!と勘違いして動きまわっていてはエネルギーがもったいない。

自分の好きなことを探して、それをやるためには、まず心のありかたを変える必要があります。

人と出会い、いろんな経験をして、いろんな情報を受け取ることも確かに大切ではあるけど、それ以上に大切なことは

「自分が何がしたいのか知る」こと「今やっていることを愛する」ことの大切さに気づくことだったりします。

自分自身のことを自分が理解していないのに、刺激的な情報をもらい過ぎると逆に選択肢が多くなり迷ってしまいます。

まずは「自分が何がしたいのか」理解した後に、旅での出会いでいろんなアイディアをもらうと叶うスピードが桁違いにアップします。

今やっていることを愛すること

 

人生の目的や大好きなことに巡り合う一番の方法があるとしたら、今やっていることを何であれ、それを愛すること!

目の前にあることを愛し、それに全力投球できれば、あとはそれに導かれるように次々と面白い出会いやチャンスがやってきます。

例えば、僕が尊敬する中村文昭さんという年間300回以上講演している講演家がいます。

中村さんの大切にしている言葉の中に「頼まれごとは試されごと」という言葉があり、

中村さんは頼まれたことに対して期待以上のことをやってやろうと、若い時から愛を注いでいたみたいです。

講演家になるずっと前、八百屋の行商をしていた頃、トラックの上で踊りながらお客さんを呼び込んだり、

ホテルのキッチンで修行した時は、任された洗い物を真剣にこなし、買い物を頼まれたら全力疾走で汗をだらだら流しながら買いに行ってたそうです。

その様子が料理長の目に止まり、可愛がられとんでもない速さで昇格し、全ての技術を学び終え、もともとの目的だった自分のお店をオープンすることができました。

それからも「頼まれごとは試されごと」という言葉の通り、頼まれたことを期待以上にこなす中で、

若くして成功している中村さんの話を聞きたいと、経験のない講演を任されてから、今では年間300回以上の講演をする天職ともいえる講演家になられました。

もし中村さんが、ホテルの皿洗いを自分のやることではないと言って良い加減にしていたら、スーパーに買い出しに行くことを全力でやっていなかったら?

次のチャンスを引き寄せることはなかったと思います。

自分探しを終わらすために

 

自分探しの旅を続けてしまう人たちは、このことを知りません。

今目の前にある状況から逃避してばかりでは、せっかくのチャンスも目の前を通り過ぎてしまいます。

自分の好きなことをして生きていくとは、自分の人生の質を表現する方法です。

自分が生まれ持っている人間としての喜びと愛をどんな仕事を通して表現したいか、

それは歌を歌くことかもしれないし、会社を経営することかもしれないし大勢の前でお話をする講演家かもしれない。

どんな職業になったとしても、自分の愛をその分野で表現することが生きる目的になる。自分探しのゴールなのかもしれません。

自分探しの旅が終わらない人たちは自分が納得する完璧な仕事や好きなことと出会ったら、愛が出てくる、愛を注げると勘違いしています。

実際はその逆で、自分と向き合い、才能を開発して、自分の全てを分かち合おうと愛を注げる人のところに人生の目的があっちからやってくる。

運命的な出会いをするのではなく、愛を注ぎ続けた先に出会うことができるのが、自分探しをしている人の欲しいものかもしれません。

ちょっと難しいお話になってしましましたが、人生に迷った時は、自分の心に手を当てて、自分の中にあるドキドキやワクワクを純粋に楽しんでみること。

その中でやりたいことが見つかり、今目の前にあるものを全力で愛することを忘れないでくださいね。